いろいろな通信講座ができてよい時代になりましたが、IT企業に就職をするのであれば、「通学型」のスクールに通うことをおすすめします。
その理由を3点紹介いたします。
会う人が「同僚」の典型となる場合がある
プログラミングスクールでは時に同時期の生徒に質問をすることがあります。
この交流を活かして、入社前に「IT企業の開発職で働く人が、どのような感じ」かということが確認できます。
人種的に合わないと感じたら、そこは転職時に覚悟すべき点です。
ただし「プログラミングスクールに通い将来開発職となる人」と「実際に開発職で勤めている人」は必ずしも一致しないので、「ある程度の目安」として測ります。
情報を得られる
同期の生徒とある程度の交流ができると、IT企業への転職時にいろいろな情報をもらえます。
「○○っていう会社に行ったのだけど、あそこは圧迫面接だった」「チューターには自分から言わないと転職先を紹介してくれないよ」などなど。
そういった情報を自分から得ようとする姿勢が、転職時に良い企業に当たる確率を上げる要因となります。
「成果物」を持参できる
IT企業に就職する際、「成果物」があることは強力な武器となります。
場合によっては「未経験では採用しない!」なんてことが採用段階でわかったり、最終面接の段階で「では成果物の持参を」なんて突然突きつけられたりします。
採用担当の立場に立ったら、「後日の現場からのクレーム」を最も恐れますから、ポテンシャルで採用するよりも「安定した技術(成果物)」を持った人を優先したい気持ちはお分かりになると思われます。
注意点
20代(~29歳)限定の場合が多い
IT企業に転職する場合、年齢制限がかけられていることがほとんどです。
これは、20代プログラマーの需要がはっきり表れている証左ですね。
転職専門プログラミングスクールは、なんだかんだ商売ですから、「30代の経費で育てた生徒」を博打でを送り込もうとすることはしません。
※ただし(個人的な考え)
現在は景気の良さも相まって未曽有のITエンジニア不足時期です。
しかも人口の少ない20代限定で集めようとしても、IT業界を支える人数なんて到底集まりません。
そんな中、輝かしい成果物を持参した30代が現れたら、人事にどう映るでしょうか?
「博打の20代未経験より、最低限の技量は保証されている30代」と考える人事が居ても不思議ではないと思われます。
定説は絶対ではないと思われます。(そもそも断言している人間は、実情を正確に把握しているのか?)
ビーバーが勤める会社も、『プログラマー35歳定年説』なんてものはないですし、実際40代で第一線プログラマーの方もいます。
起業する場合は年齢制限とか関係ないので、誰かが作った定説なんて根拠と場合に依らない「まやかし」だったりします。
あとがき
現在では授業料の安い「うちの学校の紹介で転職したら授業料無料!」なんてところもありますから、コスト的にはお安く転職できるようになりましたね。
ただしどんなところを紹介されるかわからないリスクがあるので、よく比較の上申し込まれることをお勧めします。
重要なことは「自分から情報を得ようとする努力」です。