以前合格した「簿記3級」の最短突破コースをご紹介いたします。
最短突破のみを目的としていますが、他の勉強にも通ずるエッセンスを多く盛り込んでおります。
用意する教材
1.過去問題集
2.分野別問題集
以上です。
問1が理解できる方は分野別問題集を購入する必要ありません。
どこの過去問題集でも大丈夫です。
勉強方法
結論ですが、分野別の問題をひたすら解くことです。
例えば、「精算表」なら過去問題集から「精算表」を複数年からひたすら探して解き続けます。
終わったら(全く解けなくても大丈夫です)解答を見て「回答欄の数字が、どの計算から来ているのか」「どの場所から来ているのか」を学習します。
だらだら問1から問5まで解いていくより具体的な目的意識を持った方が絶対に伸びます。
解けるまで何週も続けます。
終わったら次は「『3伝票制』を攻略する」と、目的を変えていきます。
「簿記3級」は苦手分野をつぶしていくだけで安定して高得点が取れます。
しかも分野は割と狭いです(過去問題集の最初の方の試験の解説をご覧ください) 合格への最短は以下の 【問1をそこそこ取れるようにする → 問5を9割取れるようにする → 問3を9割取れるようにする → 他】 と、基礎固めと点数の大きい問題順に攻略していくだけです。
もうこれだけでこの記事の役割は終わったので、以下思ったことを続けます。
総勉強時間は?いつ頃から勉強を始めればいいの?
「○○時間勉強すればいいのか」となって「じゃあそれまで寝よ」となるだけです(少なくとも私はそういう人間です) 即時学習を開始すべきです。
人によって学習時間は異なりますから、直ぐに学習を開始されて万全の体制で試験に臨むべきです。
安定して8割とれるレベルになったまでが総学習時間です。
問題集はどれが良いのか
何でも大丈夫です。
書店で読まれた際に、苦痛でないもので読み続けられる本が向いていると思われます。
もしかしたらパブロフくんに心動かされるかもしれませんし、滝沢ななみ先生のゆるいネコたちと楽しく学習できるかもしれません。
家で勉強できないのだが
家で勉強できないことを自覚しておられる方は大原さんやTACさんなどの専門学校に通学されることをお勧めいたします。
2万円くらい飛びますが、正直「簿記3級」を持たれることよりも「勉強する習慣が身につく」ことのほうがはるかにメリットがあります。
継続して勉強し続けるきっかけとなることは、読者さまの今後の人生を大きく左右します。
それが2万で買えることは激安と思えるのですがいかがでしょうか? ちなみに、大原さんなどに通学されると 1.テキスト 2.問題集 3.過去問 4.模試(4回くらい) 5.直前模試 など至れり尽くせりのセットが付属します。
テキストと問題集だけで書店で購入すると4,000円はしますからお安いですね。
「『試験対策』のみの勉強は気が引ける」という方へ
真面目な方ほど『試験対策』の勉強(ただ合格することのみを目的とした勉強)は気が引けると思われます。
個人事業主となられる方(美容師・個人商店など開業される方)
簿記のことなら網羅している『簿記博士』になることが目的であれば良いのですが、「簿記3級」を受験される方は多くの場合、個人事業主となられる事を目的とされる方が多いと思われます。
個人事業主となる場合、今回の「簿記3級」の試験よりも広い範囲で実務知識を積まねばなりませんから、試験で手間取っている場合ではありません。
「商工会議所が、個人事業をされる方が最低限持っておくと良いと思われる水準」が「簿記3級」であるという見方もあります。
一刻も早く合格されて、一日でも早く実務経験をなさるべきです。
趣味で取得される方
趣味で「簿記3級」を取得される方は、最短距離で「問5」の面白さを味わうべきです。
「借方が」「貸方が」という段階をある程度学習されたら、すぐに「問5」を解かれてください。
「問5」は仕分けができればすぐに学習が始められますから、趣味で学習されるような知的好奇心が強い方なら、パズルのような「精算表」と「損益計算書/貸借対照表」の魅力にハマること間違いございません。
番外:全く勉強せずに試験日を迎えた方へ
「試験当日まで勉強をしなかった」「不合格なのは分かりきっている」という方は、ぜひ当日試験を受験されてください。
試験会場では恐らく勉強時間を確保できなかったことを後悔されると思います。
この深い後悔は日常生活では味わえませんし、バネとして次の試験の起爆剤となりえます。
どうしても時間の無駄という場合には簿記試験は開始後、一定時間後に途中退出できますので退出されることも可能です。
お読みいただきましてありがとうございました。
[…] 先日の簿記3級【資格】「簿記3級」独学で試験を最短突破!学習法についてまとめに関連してテクニックや簿記の初歩的な知識など追記します。 […]