前回の記事で、会社の「使用言語」を知ることができたら、次は「その情報をいかに活かすか?」という件について考えてみたいと思います。
会社としては、研修で、とにかく「伸びしろ」「働きやすい人柄か?(従順であるか?)」を知りたいわけですから、ここのポイントを押さえます。
「伸びしろ」を表現するには?
いざ研修に入ったら、とりあえず「予習はしてこなかった体でいく」というのはいかがでしょうか?
「予習をしてきた」という評価より、「飲み込みが速い」という評価を得るわけです。
若干チートっぽい戦い方ですが。
しょーもない戦い方です。
でも、社会なんてこんなもんです。
研修中、同期との間柄で留意すべきポイント
「怒涛のライバル意識」に注意する
通常の会社組織は、通常エスカレーター式に昇進が決まっていくものなので、年次が異なる場合はいわゆる「ライバル意識」というものが発生しにくいです。
お気づきの通り、年次が同じ場合は「ライバル意識」が発生します。
なぜかギスギスした関係になりがちです。
(エスカレーター式に上がっていくなら、同期間で差は無いはずなのですが、おかしなものですね)
そういった殺伐とした状況は「一歩引いて客観的に観る。」
もしも研修でグループワークなどありましたら、「参加はするが過度な行動は慎む」
これだけで大丈夫です。
「研修」の意図は何か?
そもそも、研修とは何で行われるのでしょうか?
企業としては、研修期間の間
・「準備期間の人件費」
・「評価期間の人件費」
・「研修する側の人件費」
・「研修される側の人件費」
と長きにわたって人件費が発生します。
なぜ莫大なコストを払って研修を行うのでしょうか?
「研修」は一緒に働きたい人を探す作業。
①「人柄」を見ている。
研修の本質は「どんな人と一緒に働きたいか?」ということを測られているわけですから、ご自身が一緒に働きたい同僚イメージを意識しながら行動すれば大丈夫です。
ここで下手にライバル意識を持って行動すると、とにかく余裕が無くなります。
過度なライバル意識を持つ人に対しては、自己主張により自爆するまで待ちましょう。
勝手に頑張って、勝手に自爆しますから、その様子を冷静に眺めているだけで何かが観えてきます。
②「学習能力」を見ている。
「研修期間という限られた時間内で、どの程度伸びたか」を見られます。
伸びしろが高い社員は仕事を進める上でも楽です。
もともと技術力があって入社された方も、「コーディングルールなどを会社に合わせられるか?」ということ見られていたりします。
人事評価は「減点方式」
とりあえず知っておくべきは「日本の人事システムは減点方式である。」ということ。(海外の人事評価は知りませんが。)
理由は「その方が楽。」だからです。
そもそも人事の側の心情を思うと、人事評価なんて「あやふやで掴みずらいもの」のはずです。
何か突出した才能が無い限り、結局のところ同じモノサシで測るしかありません。
重要なことは「この制度を最大限活かすこと」です。
とにかく落ち度が無く、細やかなことに気を配れるようになれば大丈夫です。