社内で要求を通すには?
①「どこまで」許容できるか。をあらかじめ用意しておく。
とりあえず自分が容易できる材料を用意しておきます。
・時間
会社員の場合は大体「時間」しか交換できることがありませんから、「時間」をひねり出す工夫をあらかじめ用意しておきます。
・お金
また、業務時間に対応することになるわけですから、その時間の「給料」をどうすべきかについての考慮も必要です。
場合によっては『研修費』を払って相殺する必要があるかも知れません。
②突発的に行動しない。
「ただ無計画に行動しない」というだけの意味です。
③チャンスがあれば必ず行動すること。
引き金に手をかけつつ、チャンスの時に迷いなく引く!
この姿勢だけです。
チャンスを自分から作り出すことも重要ですが、少なくとも「チャンスが巡ってきたら迷わず行動すること」を常に意識しておきます。
④『需要』と『供給』を知っておく。
いくら意思があっても、異動に関しては会社の都合に合わせる必要があります。
「会社の『需要』は何か?」という情報を集め、なんかそれとなく合わせることで通りやすくなる(ような気がします。)
※以下、個人的な「ただの物語」が続きます。
交渉時に用意していた条件
・「研修費」として月に3万位は払っていいと思っていた。
「こいつ狂ってるな」と思う気持ちはわかります。
「もらう」ではありません。
「払う」です。
ジェットブラック企業としてよく聞く「給与から研修費の名目で○万引かれていた」という件のものです。
私の場合は一身上の都合で、研修に参加できるのは5ヵ月と決まっていました。
この間であれば、「まあ月3万位は払っていいかな」と漠然と考えていました。
なんでこんな狂った条件を思いついたのかというと、それは私の置かれている立場に起因しますがそれはまた今度。
・「帰宅後の時間」全部あげる。
私はMCSE取得時に、前職の職場に残ってひたすら問題解いていました。
理由は「家では勉強しないから」です。
どうせ帰宅してもだらだらしているだけです。
今の職場はやたらホワイトで、職場の7割の社員は全員定時で帰ります。
私も、月の半分以上は定時で帰れます。
しかし、どうせ帰宅してもだらだらしているだけです。
ならば、「帰宅後に無駄に浪費される時間を全部、言語学習に費やそう!」という考え方もありですよね?
しかも、業務であれば必死こいて技術を習得するわけです。
「触ったことのない(というか振られた時に存在自体を初めて知った)XML形式の補修を、数時間で対応求められた時に何とかした」などという経験がいくらでもあります。
こんな火事場の馬鹿力を発揮できるのは業務時間だけです。
実際交渉に使用した条件
どこまでが「ドン引きされる線」かを考慮した結果、下記の条件で説得にかかりました。
・残業代はいらない。
「残業代はいらないから、とにかく勉強させてください!!」と頼み込みました。
さすがに「研修費」で逆の支払いが発生するのは通達された後の許容として取っておくことにしました。
最初から全面降伏を行わないのは交渉の基本ですね。
・「帰宅後の時間」以下略
こちらはそのまま伝えました。
日中の業務時間も使いたかったのですが、恐らく通らないであろうと想定して初めから伏せておきました。
結果
結果はこちらの記事にまとめておきました。
【社内戦略】未経験文系SEが社内で技術を得るために決起した話。